§§白鳥の湖§§

作曲・チャイコフスキー
1877年 ボリショイ劇場初演

第一幕(第一場)

美しい森の湖のほとり
ある国のお姫様が
花を摘んでいると
従者とはぐれてしまいました
お姫様は切り立った崖の所に
美しい花を見つけ
近づいていきました
そこは恐ろしい
悪魔ロットバルトの住む
岩場でした
岩場にそっと
身を潜めたロットバルト
お姫様が花を摘もうとした
その時・・
ロットバルトによって
白鳥の姿に
変えられてしまいました・・


(第二場)

宮廷の庭園で、
王子ジークフリートが
貴族の若者や家庭教師、
友人と共に、彼の誕生日を祝っています。
父である王はすでになく、
国を統治せねばならない
王子には王妃を向かえ
この国を守る責任があります。
彼は成人式を前に、
気の合う仲間達と存分に楽しみたいと、
村人達にもこころを開き
道化たちと共に戯れ、踊ります。
そこへ突然やって来た王妃が、
明日の舞踏会で妻を娶るように
言い残し去っていきます。
王子は、それまで
飲んで騒いでいた人たちに、
楽しくやってくれる様にといいますが、
王子自身気が沈み
、その騒ぎには加わりません。
王子の友は頭の上を群れをなして
飛んでいく白鳥をみて、
気晴らしに狩りを勧めます。
一行は森へ出発します。


第二幕

美しい森の中
王子たちは、白鳥達が、
王冠をかぶった一羽の
美しい白鳥に率いられて、
湖にのほとりに集まって来るのを見つけます。
王子は、物陰に身を隠し狩の頃合を狙います。
すると、一羽の美しい白鳥が
岸に上がろうとしたとき
王子は狙いを定めますが
その美しさに気を引かれ
その白鳥に近づきます
王子が前に進み出ると、
驚いた白鳥の女王オデットは
逃げようとしますが、
王子は、危害を加えないと言って安心させ、
いったい誰なのかとたずねます。
彼女はロットバルトの呪いによって
白鳥の姿に変えられた
身の上話を王子に聞かせます
彼女はその呪いによって
白鳥の姿にかえられ、
真夜中から夜明けまでの間だけ
人間に戻りますが、
この呪いは、一人の男が、
彼女を恋して結婚し、
永遠の愛を誓うまで、
と話します
王子はオデットに永遠の愛を
誓うと約束して森を後に
城へ戻ります


第三幕

城には王子の誕生日を祝う、
お客達が集まっています。
王妃が現れ、
王妃が選んだ6人の
可愛らしい姫達が、
王子のためにダンスを踊ります。
しかし、王子は少しも興味を示さず、
王妃から彼女達と踊るようにいわれ、
その中から気に入った娘をお妃に選ぶように言われますが
誰にも興味を示さず
他に恋している娘がいると聞いて、
激しく怒ります。
ファンファーレがひときわ高く鳴り渡り、
突然ロットバルトが彼の娘
オディールといっしょにやってきます。
オディールをオデットだと
信じて疑わない王子は、
宮殿の窓の外で羽ばたいている
オデットにも気づかず、
オディールと踊り始めます。
ロットバルトは彼に永遠の愛を
誓うように要求します。
王子はオディールが
オデットだと信じてもう一度誓いをたててしまいます。
その瞬間、ロットバルトとオディールが
狂ったように笑いながら
その場をさっと出ていきます。
王子は窓の外で力なく
羽ばたいている本物のオデットを見つけ、
自分の過ちに気づき
オデットの元へ飛んでいきます。


第四幕

絶望に打ちひしがれながら
湖に戻ってきた王子に
オデットは力なく悲しみにくれ
もう魔法から解かれることは
無いだろうと話し始めます
王子は自分の過ちを
オデットに侘びますが
その時ロットバルトが登場し
二人は絶対に結ばれないだろうと、
王子にいいます。
オデット最後の力を振り絞り
王子を助けようとします。
ロットバルトはオデットが
死ぬのを待っています。
王子も彼女を助けようと
あるだけの気力で
ロットバルトに戦いを挑み
ロットバルトをやっつけ
ロットバルトの力は、
愛の勝利によって永遠に失われます。
白鳥の娘達は
みな魔法から解き放たれます。
このとき夜が明けて、
オデットは美しいお姫様の姿に戻り
二人の新しいしあわせがやってきました。

END